屋根は4年ほど前に北上市内の塗装業者に塗り替えしてもらったが、外壁は新築から13年位経過し、所々に傷みが確認でき塗装工事を考え始める状況でした。
実は今回のお客様のご両親のお宅を当店で数年前、屋根と外壁塗装のご依頼を頂いており、ご両親様からの紹介で今回の新たなご縁を頂きました。
屋根は4年前に塗ってある状態でしたが、所々剥がれがあったりツヤ引けも起こっている状況でしたので今回は3回塗りではなく、2回塗り仕上げで提案させて頂きました。
破風・雨樋は屋根よりも状態が良好でしたので、今回は塗装は必要ないと判断させて頂きました
外壁は1階部分が窯業サイディング、2階部分がボード下地の上にスタッコ吹きとなっており天上までスタッコ吹きとなっております。既存と色相は変えずに10年位持つ2液硬化型シリコンでの塗り替えを提案させて頂きました。
付随塗装として樹脂サッシが紫外線の影響で白く変色してきたのが気になっていたという事でしたので、樹脂サッシも塗装仕上げをお見積りさせて頂きました。
屋根トタンのハゼの部分はサビが発生しているのが確認できました。
外壁の窯業サイディング部シーリングは破断箇所が多く、全面打ち替えが望ましい状況で、画像では分り難いですが、樹脂サッシは退色して表面が粉っぽく劣化しておりました。
外堀もクラックが入り、天板からの雨水等の侵入の疑いがある状況でした。
まずは足場設置をし、飛散防止ネットを張ったのち高圧洗浄を行いました。今回は総2階となっている2面だけに足場仮設をさせて頂きました。
今回は2回塗り仕上げでご案内させて頂いておりますので、下塗りとしてエポキシ系サビ止めを塗装した後、上塗りとして2液硬化型シリコン樹脂塗料で仕上げさせて頂きました。
割と屋根勾配が急な上に4年前に塗ってあるので、高圧洗浄時は滑って危険な状態でした。
足場から親綱を引っ張り、堕落防止器具を装備しての作業となりました。
スタッコ吹き部分は下塗りに微弾性フィラーを入れた後、中塗りと上塗りで2液硬化型シリコン樹脂を使用しました。光沢・耐候性・密着性に優れ防藻効果もある塗料です。
既存と近いクリーム系の色相をお選び頂きました。軒天井もスタッコ吹きとなっておりますので、外壁と同様の塗り替え工程で作業を行いました。
窯業サイディング部はサッシ周りとサイディング・ジョイント部のシール打ち直しを行いました。当店ではカートリッジ式ではなく吸い上げ式のガンを使用しているので、十分にシール材を充墳する事が可能です。
下塗り材は浸透型のエポキシシーラーを採用しました。中塗りと上塗り材は2液硬化型シリコン樹脂塗料です。表面に凹凸があるので、塗り残しを出さないように仕上げるコツが必要となります
外塀のクラックは補修材で補修できる範囲のものでしたので、埋め戻し後に微弾性フィラーで下塗りを行い外壁と同じ塗料で下塗りを行いました。
樹脂サッシはプライマー塗装後に2液型ウレタン塗料で仕上げました。この上からクリヤーコートをすればさらに永く綺麗に保てるのですが、現状で十分満足できる仕上がりとのお言葉を頂きましたので、この工程で仕上がりとさせて頂きました。
樹脂サッシと一緒に網戸のフレームも塗装し、網も新しい物に交換して工事を完工とさせて頂きました。
現状から塗り替えの色相は変えていないのですが、眩しいほどの光沢が出て建物の雰囲気がとても明るくなりました。
気になっていたコーキング部分も全て打ち替え、樹脂サッシも蘇りましたので、安心してお過ごし頂ければと思います。
この度お世話になりましたご夫妻様、ごひいきに紹介を頂きましたご両親様、誠にありがとうございました。
また、定期点検等でお伺いさせて頂く日を楽しみにしております。