今回はRC構造の集合住宅改修工事のご依頼を頂きました。
築年数が古いので各所に爆裂や躯体剥落、漏水、鉄部腐食などかなり劣化が激しい建物の改修工事となります。
下地処理を入念に行った上で塗装仕上げという改修工程をご提案させて頂きました。
ポリマーセメントモルタル補修
躯体脆弱部を斫り、鉄筋サビ処理を施したのちポリマーセメントモルタルでの埋め戻しを行いました。
不陸調整程度の左官補修でしたら弊社でも可能ですが、今回のような補修程度だとプロの施工会社様にやって頂く必要があるのでお付き合いをさせて頂いている業者様に依頼をさせて頂きました。
やはり専門職の方々は仕事が速い・上手い・的確なので技術の高さに感心させられっぱなしの数日間でした。
バルコニーの既存防水シートも劣化があり、漏水が起きていましたので撤去させて頂きました。
塗装作業工程
外壁塗装を行う部分へは下塗りとしてカチオンシーラー塗布、ポリマーセメント補修を行った部分へは模様を付ける為にタイル吹き付けを行いウレタン樹脂塗料で上塗りとさせて頂きました。
バルコニー上裏部はリシン吹きつけ、ドレンパイプ塗装までが塗装工事分となります。
ウレタン塗膜防水も完了
バルコニーの手摺柵は付け根が腐食して危険な状態でしたので金属加工業者さんに補修を行って頂きました。
頑丈な支持金具を設置して頂いたので耐久性の面でも安心です。
庇天端とバルコニー床面は新たにウレタン塗膜防水を施工させて頂きました。
庇部分に関しては改修前の天端は何も防水層が設けられていない状態でしたので今後は劣化を軽減するのに効果が見込めます。
改修工事完了
改修前は悩ましいくらいに劣化が酷かった状態でしたが協力業者様のお陰で無事に改修工事完了となりました。
春から秋は木造一般住宅の塗り替えがメインで冬はこのような修繕工事でお世話になっていたお陰でどちらの現場でもスムーズに施工が出来る状況となりました。
戸建て住宅の仕事だとお客さんに喜んでもらう事にやりがいを感じ、修繕工事だと皆さんが利用している建物や橋などを手掛ける事にやりがいを得ております。
我々の技術で微力ながらも社会に貢献出来る会社を目指していきます。
この度は工事のご用命を下さいまして誠に有難うございました。