今日は岩泉町の屋根塗装現場です。
ここの屋根は亜鉛鋼板という塗料が密着しにくい下地です。
何度塗り替えても500円玉硬化位の大きさで剥がれが起きやすい特性があります。
要は金属と新設時の塗膜が眉間剥離を起こしやすいので、完全に剥がれないように施工するには既存の塗膜を全て剥がしてから、適切な塗料と工程が必要となる訳です。
但し、塗ることに比べて剥がす作業というのはかなりの労力を要します。
工事代金も掛かるので、それだったら屋根の葺き替えをお勧めさせて頂いております。
今回はその辺りの事情をお客さんにご説明させて頂いた上で、「塗り替えで構わない」と承諾を頂きました。
まず塗膜の浮き、剥がれ、サビ発生部分を電気工具でケレン処理しました。
亜鉛鋼板がむき出しになるまでケレンします。
工具でケレンすると表面がツルツルになって、この後の塗料の喰いつきが悪いので180番のペーパーで足付けした後、その部分を拾い塗りしておきます。
その後、瓦棒等を刷毛塗り、ローラー塗装となります。
塗料は亜鉛への密着も可能な2液エポキシサビ止めです。
今回、下地まで露出させた部分は剥離し難いのですが既存塗膜の上から塗装した大部分は、残念ながら剥離を起こす可能性があります。
お目に掛かる機会も少なくなってきましたが、本当にペンキ屋泣かせの屋根材なんです (´・ω・`)
折角ご用命頂いたお客さんの為に精神誠意がんばらせてもらいますけど ( `ー´)ノ